”男の隠れ家”という雑誌を時々買います。
そしたらジャズ喫茶特集でした。
そこで、盛岡のジャズ喫茶”ダンテ”へ行くことにしました。
荷物も多いので車で行こうかと思いカーナビで距離をみると750kmです。
朝4時までに高速に乗れば通行料金半額だし(約7000円)時間は8~9時間でのんびり行けるだろうと考えました。
久しぶりの磐越道も走れるなとワクワクしていました。
しかし、他の用事もできたので前泊できないのです。
そこで、北陸線、上越新幹線、東北新幹線で行くことにしました。
5:30に自宅近くの駅から乗り
6:00金沢駅到着
6:08金沢駅発越後湯沢行き はくたか です。
空席が無く1本早いはくたかで出発しました。
越後湯沢、大宮と乗り換えの時間が長く感じました。
これが嫌いでいつもは東北方面1000kmくらいなら車で行くのです。
今回、驚いたことに、大宮から盛岡まで2時間でした。
仙台までは1時間10分です。
関東圏へは仙台は通勤圏内ですね。
平均速度は250kmでした。
大宮を出たら仙台しか止まらないので速いです。きもちいいです。
13:30盛岡到着しました。
用事を済ませてホテルにチェックインです。
税込み朝食付き4500円です。安い。
やっと落ち着き地図をみてタクシーでダンテへ行きました。
小さなビルの2階です。
店にはいると店主がいました。
座ると注文を取りに来ました。
「ビール」 というと
「無い」 といわれ (雑誌には書いてあった)
「コーヒー」 を注文しました。
お客は他にいなく退屈なので20分ほどで出ようとレジへ行き5000円札を出しました。
小銭がなかったのです。
店主 「おつりがないから小銭あるだけでいい」
私 よく探すと400円ありました。「ありました」
私 「レコード良い音してますね」
店主 「音音と言うな!、音楽がどうかだろ!、みんな音音と言う」
私 「はい」
店主 「どこから来た」
私 「金沢から」
店主 驚いて「おーそうか」 そんな遠くから来たお客がいなかったのでしょう。
「まー座れ」 と言って二人で1つのテーブルでコーヒーを飲む
私 「自分の披露宴にMJQの武道館ライブのレコードを使ったんです」
「昔より最近の演奏の方が好きなんです」
店主 「昔とか最近とかじゃない」
「そのコンサートの前後の曲や過去の演奏に対してどう味付けしているかまで読まないとだめだ!」
私 「同じ曲でも何枚もCDとレコードを持っているんですが、そんな意味があったんですか」
店主 「植草甚一の本を読め、この人は良い解説をしてる」
私 「分かりました」
簡単に説明するとこんな会話がありました。
やっと解放されて外に出ました。寒いです。
すぐ横に賢治、啄木青春館という建物がありました。
”ヒョウトテキテケンジャ”というのを思い出しました。
賢治お姉さんだったか妹が亡くなる直前に降ってきた雹をとってきてくれという意味です。
高熱が出ていたと思います。
これが賢次、啄木青春館です。
手ぶれですみません。
またタクシーで駅前のホテルに戻り1階の居酒屋へ入りました。
店員のお姉さんはみな東北美人です。
「アルバイト?」と聞くとうれしそうに「先月社員になりました」と返事してきました。
正社員になってうれしそうでした。よかったよかった
焼き鳥や、枝豆などを頼みながらビールを2杯のみました。
次は日本酒と思いメニューをみるとたくさんあります。
1合ずつ注文してみます。
最初は、フルーティーで麹の味がよく出ていました。
次は辛口で・・・・・
その次は・・・・・
何種類も飲んで満足です。
一人で4500円も使ってしまった。
盛岡(岩手県)は日本酒が多い県だなと思いました。
それも味が濃くてうまいのです。
新潟の水のような日本酒とはちょっと違いますね。満足しました。
ホテルに戻って熟睡です。
朝11時までのんびりして11:41の新幹線で大宮へ向けて出発です。
これが、”はやて”です。後ろに秋田新幹線の”こまち”を連結して走ります。
東北の晴天景色を見ながら、入れ歯の撮影方法を考えていました。
大宮に着くまでに設計完了しました。
私は歯科技工士ではありません。
大宮から上越新幹線、越後湯沢から北陸線のはくたかに乗り金沢駅に到着しました。
車だったら今頃新潟で北陸道を走っているだろうなと思いました。
電車は楽だと実感するのは帰り道です。
ということで約1000kmを6時間で帰ってきました。
平均167km/hです。
車より速い。
ついでに自宅前のドウダンツツジです。
紅葉しています。
それにしても変な旅でした。
満足したのかどうかよく分かりません。