先使用権とは、他人が特許取得する前から製造販売していた権利です。
しかし、ただ昔からやっていたと主張しても証拠がなければ証明できません。
証拠は、その仕事を始めたときに残しておく必要があります。あとでつくろうと思っても日付が確定できません。
そのためには製造に関する書類、販売に関する書類など証拠になる物を封筒に入れ公証人役場で日付の証明をもらっておく必要があります。私の場合、1つの証拠に対して3通つくります。1つは裁判所で開封する物、1つは相手に開示する物、1つは予備です。
この写真は私の特許に抵触している企業へ送った内容証明郵便です。製造販売を中止させるための交渉です。
相手は、最初から先使用権を持ち出してきました。特許では負けを認めたということです。
次は、先使用権の立証ができるかどうかを追求しました。相手は販売を始めたときに証拠を残しておらず先使用権を立証できませんでした。それでも販売をやめないというので私は、訴状を書き始めました。
しかし、知財の裁判は東京になるので旅費と時間がとれらるため損害賠償で取れる金額もそう多くないと思われました。
そのタイミングで相手は販売をやめると連絡してきました。
手間がかからず良かったと思います。
他にも1社特許に抵触している企業がありました。そこは、すぐに弁理士に相談に行き販売をやめると連絡してきました。賢明です。
Category Archives: 冷却ドリンクボトルカバー
上記、2件の特許のライセンス先を募集します。期間は2022年1月1日~2022年12月31日までです。結果によっては2023年の継続もあります。
2021年12月31日までは、実施許諾をした企業がありますので2022年1月1日からとなります。
冷却シートの特許は当社で冷却ペットボトルカバーとして製品化しMakuakeにて4000個以上販売しました。
https://www.makuake.com/project/shlomo/
この特許は冷却シートの特許です。用途はいろいろ考えられると思いますので自信がある企業様はお知らせください。
master@shlomo.jp
特許第5551816号
冷却ドリンクボトルカバーは、この特許を使っている商品です。
特許は冷却シートの特許で用途は限定していません。冷却マスクやウォーターマスクを作れば夏期のマスクとして売れると思います。
犬の冷却服を販売していた企業があったので通常実施権の設定を提案しましたが販売をやめてしまいました。残念。用途は無限にあると思うのですが。
紫外線への耐候性が良い素材を使えば建築物にも使えると思います。
特許第5551816号を使って犬用の冷却服を作ってみました。
この特許を使って最初に商品化したのはボトルカバーでした。炎天下で約10℃冷えます。
犬用冷却服を使った方からの感想です。
熱中症対策 夏場のお散歩やドッグランの必需品 エコクールベスト
説明 気化熱の原理を利用した画期的なメッシュ素材とニット生地です。気化熱が奪われるだけでなく、日光をさえぎる効果もあります。 十分に水を含ませ、着せるだけ。ひんやり感が薄れてきたら、再度濡らして下さい。またひんやり感が戻ります。 特に暑さに弱いフレブルやパグ等の短頭種、短毛の子、黒い毛色の子におすすめです。 ペットに有害な素材を内包していないので、噛み癖のある子も安全に着用できます。使用上の注意 着用中は、乾くと冷却効果がなくなりますので、完全に乾く前に濡らしてください。特に高温環境(日中)では早く水分が気化します。乾燥したまま着用すると、保温状態となり、ペットの負担となります。水分を補給できない環境でのご使用はおやめください。
先日、繊維の専門家である友達が遊びに来ました。コロナ騒動でマスクの材料がたくさん売れたそうです。
次は、夏用マスクを考えているようです。そこで、私が持っている特許を貸すことになりました。
特許第5551816号を使うようです。
これは、面状ヒートシンクの特許で水に濡らすと炎天下でも気化熱で内部を冷却します。ボトルカバーにするとボトル内を外気温より約10℃冷却します。
これをマスクに応用すると湿式フィルターにもなり濾過能力が大幅にアップすると思います。また吸い込む空気は外気温より低くなります。
湿式フィルター+冷却でどれくらい競争力のあるマスクになるのか楽しみです。
現在は自転車用の冷却ドリンクボトルカバーとしてヨドバシカメラなどで販売しています。
訴状を書き始めました。これは雛形です。
これから内容を書いていきます。通常、弁理士と弁護士に頼むことは自分でやっています。
今回は東京の裁判所になります。新幹線があるので日帰りが楽になりました。
状況は全て把握したので進みてみます。