硬質材で吸音し燃えない方法を研究しました。
現在、ピアノ用吸音防音パネルとして販売しています。
1.原理
2.用途
エンジンヘッドカバー
エンジンカバー
エンジンルール、筐体など
筐体の内側に吸音構造を設ける事により雨に濡れても吸音性能が落ちない静かな筐体をつくることができます。
レンジフード
○ 原理説明
硬質な吸音構造をレンジフード内面に設け内部で発生する風切り音などの騒音や反響を吸収します。よって開口部から放出される騒音が低減します。
吸音構造は硬質な材質で製造するため油や水に濡れても性能が低下しません。また水洗いできます。紙や樹脂などで作れば消耗品としてレンジフード内の掃除を省くことができます。
○ レンジフードの構造
レンジフード内面に形成された細長い多数の穴(ハニカム構造でも良い)は音のバネとして機能し騒音を跳ね返し消滅します。レンジフード内での騒音をレンジフード裏面が吸収するので内部の反響が減り開口部から放出される騒音も減ります。
現実的には、紙などの消耗品として販売すれば掃除が不要になり交換需要ができます。
○ メリット
・吸音材を消耗品として廃棄すればレンジフード内部の掃除が省ける。
・硬質材で吸音するのでオイルや水に濡れてもよい。
・ケースと一体成型すれば部品点数が増えない。
・内部の空間を吸音構造に使えば風の流速が上がる。
・吸音構造の質量と吸音性能は比例しない。(軽くても吸音できる)
従来型のレンジフード
吸音構造を持ったレンジフード(段ボールによる試作)
吸音構造を持つ事で開口部の面積を減らさずに騒音を約13db小さくする事ができました。
紙製吸音パネルとして消耗品を販売すればよい思います。
3.特許
特許は下記の4種類を出願済みです。
・ 紙製吸音パネル
・エンジンヘッドカバー、エンジンカバー
・エンジンルーム、筐体など
・レンジフード