iPhoneのスピーカーってほんとは高音質なんです。
でも筐体が小さいから低音が出なかったり音量が小さかったりして音質がよくありません。
以前、圧電スピーカーを作っている工場を見学したことがあります。
圧電スピーカーって本来は高音質なんです。
筐体がガッカリするので音もガッカリするんです。
それを何とかしたいと思いました。
解決方法は、置き台兼ホーンスピーカーを作ることです。
そしてできたのが下の写真です。
なかなかかっこいいでしょう。
自分でもそう思います。
下の写真が後ろです。
iPhoneを乗せる部分です。
iPhoneを乗せるとこんな形になります。
下のイラストが原案です。
ホーンというのは形状と板厚を決めれば外形が決まってしまいます。
そこでデザイン的な要素を入れる予知がないか考えた結果、4つの曲面を組み合わせることにしました。
面と面が交差する部分をきれいに見せるために透明アクリルの一体成形としました。
音に関しては下の図のように後ろのホーンから出た音が距離にして2cm遅れて前面ホーンから出た音と混ざります。
これによって管楽器などの音が生に近い音になるようにしました。
特にピッコロの音域が良く合います。
共鳴している周波数があります。
設計としては失敗かも知れませんが高音域の管楽器を強調するにはよいと思いました。
ピッコロの音で気絶しそうになります。(笑)
材質は、木と金属と樹脂を検討しました。
木も良い音色なのですが管楽器のキラキラを出したかったのでちょうど良いアクリル樹脂にしました。