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誰もできなかった結露しないカーブミラーの開発についてのセミナーを開催しました。

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今日は、セミナー開催日です。

場所は、金沢駅から歩いて10分ほどの武蔵ケ辻にあるITプラザ武蔵です。

今日のテーマは、熱を使わずに結露と霜を予防するカーブミラーを開発した話です。

開発開始から18年かかってやっと完成しました。

これによって放射冷却を十分理解しました。

特許も登録になりました。

また放射冷却を応用した住宅などいろいろな分野に使えます。

しかしカーブミラーの特許は1円にもなりませんでした。

そんな研究に18年もかけたバカです。

一所懸命働くのは普通ですが、もう一つ上手に働きましょう。

Category: カーブミラー | Tags:

なぜカーブミラーは曇るのか?

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放射冷却による結露や霜は、地球と宇宙との間でおこる熱の移動によって地表付近にある大気の中でおこるできごとです。

この現象に興味を持った砂原康治が18年の研究の結果、熱を使わずに放射冷却のなかで屋外に置いた物を気温より冷やさない方法を発明しました。

18年を費やした砂原康治の研究内容を説明します。

カーブミラーの研究成果はビジネスとしては成果はありませんでしたが温暖化傾向の中いろいろな物を冷却する用途に応用できます。

次は、エネルギーを使わずに冷却する研究に着手します。

参加費 1000円/人

(2015年1月31日15時~ ITプラザ武蔵 5F 第2研修室)

定員15人

カーブミラーの結露予防方法 -2

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屋外で気温や湿度を測定していると気が付いたことがあります。

放射冷却が起こると地表付近から冷えていきます。

徐々に上の方の空気が冷えていきます。

確認のため建物の2階から熱電対の温度計を2種類の高さで垂らしてみました。

結果はやはり上の方が温度が高いという値が出ました。

それも高さ1mで1℃くらい温度が違ってきます。

1m上は1℃温度が高い空気があるのです。

そしてその温度分布は等高線のように少し凸凹しています。

このような空気の層ができるのです。

ということは1m上の空気を吸い込めばミラーはその付近にある空気よりも高い温度を保てるということかと思いました。

そこで実験してみました。

それが上の写真です。

左が普通のミラーで右が上から空気を吸い込むパイプを取り付けました。

一応、これで放射冷却を応用した結露と霜の対策はできました。

しかし、空気を吸い込むということは穴が開いているということです。

虫や葉っぱが入って故障するだろうなと思いました。

原理は良いのだけどこの穴が欠点です。

ということでこの方式は断念しました。

しかし、放射冷却というものがだんだん理解できてきました。

特願2000-297710

今日は、ここまでにします。次回をお楽しみに。