地球という惑星では、生物が大きな花火に乗って大気圏外を飛んでいる原始文明が繁栄している。花火にはスペースシャトルという機種もある。地球には、太陽から届くエネルギーによって風や波が発生し植物が育つ。人間はその自然の恵みの利息分だけを消費して永続可能な循環社会を築かなければならない。
しかし、石油や石炭などの化石燃料を発見してからは、森林を伐採しダムを造り自然の恵みの元本を取り崩してしまった。そのおかげで技術が進歩したのだが、環境的には永続不可能である。それでもさらに進歩するには核融合炉を実用化しなければならない。無限のエネルギーを手に入れた後はエネルギーと質量の交換である。エネルギーを元に原子を作るのである。そして水素、ヘリウムなど順に重い元素を作り出す事ができれば人類は永遠の命を手に入れる事ができる。そこに到達するにはノーベル物理学賞が数十個必要である。
数百個ではないと思う。原子力発電所では質量からエネルギーを作り出している。ウランやプルトニウムなど燃料の質量欠損率を0.3%とすると1000gの燃料を燃やすと3gの質量がこの世から消えて無くなる。イメージとしてはマッチ棒1本の質量をエネルギーに変えると富士山を1m持ち上げられるといった感じでしょうか。その次は光速を超えた速度での移動である。そこまでできて初めて自立した文明といえるのではないでしょうか。もし、無限のエネルギーを手に入れられずに人類が離陸できなければエコでハイテクな社会が必要になる。
地球上の経済活動全体は人類が使えるエネルギーや資源の総量できまる。しかし、個別企業の損益はそのようなこととは、まったく無関係である。ビジネスとは「1万円札をどうやって短時間でたくさん自分のものにするのか」という事である。但し、1万円札が価値を持っている場合に限る。短時間の最高益を目指すと悪い行いになる。長時間の最高益を目指すと良い行いになる。その中間くらいに法律がある。よく国会で賛成反対に分かれるが、あれは目標達成までの期限を決めていないか、または目的が違うからです。目的が一つで期限が決まれば最善の方法は一つしかありません。それを効率よく短時間で完了させるのが経営者の仕事です。よって社長の仕事は単純労働です。
このような物理的な現象を理解すると長い時間の流れの中を自由に行き来することができる。そこで人間が進んでいく方向にあるものを一般大衆が気づく少し前に発表すると大きな利益を得られるのである。よく私の発案は100年早いと言われる、社会全体がその方向に進んでいる場合、100年後に思えた発案の必要性が翌年には10年後に思えてくる。その翌年には「そろそろどこかのメーカーが発表しそうだな」と思える事がよくある。実際に私がこのような製品やサービスがヒットすると気づいてから一般的になるまでの時間は過去の実績で3~7年である。ものすごい加速と速度を体感しているので自分ではF1のドライバーのように思えることがある。それも霧の中をフォース(スターウォーズの)を使って300km/hで走るのです。しかし、アクセルを戻すと他社に抜かれるのです。ビジネスとはそのようなものだと思います。
少し詳しく書いてみました。
未来を疾走する経営者の視点 ― 宇宙物理学とビジネスの意外な共通点
(このコラムは2003年頃に執筆されたものです)
第1章:人類が立つ岐路 ― 太陽の「利息」で生きるか、地球の「元本」を食い潰すか
地球という惑星で繁栄する人類は、宇宙的な視点から見れば、巨大な花火(スペースシャトル等)に乗って大気圏外を目指す、まだ原始的な文明と言えるでしょう。
本来、この惑星の生命は、太陽から届くエネルギーという「利息」の範囲内で生きてきました。風が吹き、波が立ち、植物が育つ。この自然の恵みだけを消費し、永続可能な循環社会を築くことこそが、私たちの本来あるべき姿でした。
しかし、人類は石油や石炭といった「化石燃料」を発見して以来、地球が何億年もかけて蓄積してきた「元本」に手を付け始めました。森林を伐採し、ダムを建設し、自然のバランスを崩すことで、驚異的な技術的進歩を遂げたのです。しかし、この道が持続不可能であることは誰の目にも明らかです。
もし人類がこの技術的進歩をさらに先へ進め、文明として自立(離陸)しようと望むなら、避けては通れない道があります。
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核融合炉の実用化: まずは無限に近いエネルギーを手に入れること。
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エネルギーと質量の交換: 次に、そのエネルギーから物質(原子)を創り出す技術を確立すること。
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光速を超える移動: そして、恒星間を移動する術を手にすること。
この壮大な道のりには、ノーベル物理学賞が数十個は必要でしょう。しかし、原子力発電がすでに質量をエネルギーに変換している(燃料の質量の一部が消滅している)ことを考えれば、これは決して夢物語ではありません。
もし、この「離陸」に失敗するのであれば、私たちは再び地球という閉じた系の中での生存を模索するしかなく、そこでは高度に洗練された「エコでハイテクな社会」が必須となります。
第2章:ビジネスの本質 ― 長期的な視点が「善」を生む
このような地球規模のエネルギーや資源の総量が、マクロな経済活動の限界を決定します。しかし、面白いことに、個別の企業の損益は、このマクロな真実とは全く無関係に動いています。
ビジネスの本質とは、極めてシンプルです。それは「価値ある1万円札を、いかに短時間で、より多く自分のものにするか」というゲームに他なりません。
このゲームには、一つだけ重要なルールが存在します。
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「短時間」での最高益を目指すと、その行いは「悪」に近づく。
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「長時間」での最高益を目指すと、その行いは「善」に近づく。
法律は、その「善」と「悪」の間のどこかに引かれた線に過ぎません。国会で議論が紛糾するのは、この「目標達成までの時間軸(期限)」が共有されていないか、あるいはそもそも目指す「目的」が違うからです。もし目的が一つに定まり、期限が明確になれば、そこに到達するための最善の方法は、論理的に一つしか存在しません。
それをいかに効率よく、短時間で完了させるか。それが経営者の仕事です。その意味で、社長の仕事とは極めて「単純労働」なのです。
第3章:霧の中を疾走するF1ドライバーのように
このような物理的な原則と、ビジネスにおける時間軸の概念を理解すると、まるで時間の流れの中を自由に行き来できるような感覚になります。
大きな利益を得る秘訣は、人類が進んでいく未来の方向性を読み解き、一般大衆がその必要性に気づく少し前に、製品やサービスを発表することです。
私の発案は、しばしば「100年早い」と揶揄されます。しかし、社会全体がその方向に進み始めると、時間の流れは劇的に加速します。100年後だと思えたアイデアの必要性が、翌年には10年後に感じられ、その次の年には「そろそろどこかのメーカーが発表しそうだ」と焦りを覚える。この繰り返しです。
私の過去の経験則では、自分が「これはヒットする」と気づいてから、それが世の中に一般的に受け入れられるまでの時間は、およそ3年から7年です。
このものすごい加速感と速度感を、私は「霧の中を時速300kmで走るF1ドライバー」のように感じることがあります。頼りになるのは、スター・ウォーズで言うところの「フォース」のような直感だけ。少しでもアクセルを緩めれば、後続の他社にあっという間に抜き去られる。
ビジネスとは、そのような極限の集中力とスピードが求められる、スリリングな世界なのだと思います。
