【新連載】メーカーの本質は「投資業」である
読者の皆様、ご無沙汰しております。
実に18年ぶりに、コラムを担当させていただくことになりました。長きにわたり、様々な現場で試行錯誤を続けてきましたが、そこで得た知見を皆様と共有できることを大変嬉しく思います。
さて、今回からの連載で取り上げるテーマは、「メーカーの仕事」です。
ただし、皆様が「メーカー」と聞いて一般的に想像されるであろう「製造業」の話をするつもりはありません。いかに効率よくモノを作るか、いかに品質を高めるか、といった「モノづくりの現場」の話は、今回の主題ではありません。
私がお話ししたいのは、ビジネスモデルとしてのメーカー、すなわち「商品開発に“投資”し、それをいかに市場から“回収”するか」という、シビアな「投資業」としての側面です。
この「投資」を成功させる上で、最も重要で、かつ最も難しいのが、開発プロセスのずっと手前にある「売れる商品を企画する」という源流の作業です。
どれほど優れた技術があっても、どれほど多額の資金を投じても、この最初の「企画」が市場のニーズとズレていては、投資の回収は望めません。
この新連載では、私が長年の実践で培ってきた、この「売れる商品の企画術」に焦点を当て、その具体的な「考え方」や「思考のプロセス」を、余すところなく解説していきたいと思います。
18年ぶりのコラム、どうぞよろしくお付き合いください。
