【研究開発ストーリー】「カーブミラー」の観察から生まれた、家を冷やす新技術。特許取得までの軌跡を動画で公開

私たちの身の回りには、まだ発見されていない科学のヒントが隠されています。今回の研究の出発点は、どこにでもある、あの「カーブミラー」でした。

 

カーブミラーが教えてくれた「放射冷却」の原理

 

なぜカーブミラーは夜間にあれほど結露するのか?その単純な疑問を突き詰めていくうちに、私は「放射冷却」という物理現象の奥深さにたどり着きました。物体が宇宙に向かって熱を放射し、周囲の空気より冷たくなる。この原理を応用すれば、エネルギーを使わずに何かを冷やせるのではないか。

 

応用先は「住宅」― エアコンに頼らず室内を冷やす挑戦

 

そのアイデアの応用先として私が着目したのが「住宅」です。もし、放射冷却の原理を建築に応用し、エアコンを使わずに室内を外気温より涼しくできたら、それはエネルギー問題に対する一つの答えになるかもしれない。

そう考え、放射冷却の効果を最大化する「最も効率の良い形」の設計に取り組みました。シミュレーションと試作を繰り返した結果、理論上、室内を外気温より約5℃も低く保つことが可能であるという結論に達しました。

 

特許取得までの道のりを動画で

 

この一連の研究開発のプロセス、すなわち、日常の観察から始まり、仮説を立て、実験を重ね、そして最終的に「住宅の特許」として登録されるまでの道のりを、一本のスライドショー動画にまとめました。

専門的な内容も含まれますが、一つのアイデアがどのようにして具体的な技術へと昇華していくのか、その雰囲気を感じていただければ幸いです。

▼【動画】放射冷却による室内冷却 ― 特許取得までの軌跡 https://youtu.be/1zS8KSwO5Ho

この研究が、未来の快適で持続可能な住環境に、少しでも貢献できることを願っています。ぜひご覧ください。