自発光式の浮き
太陽電池を使わずに発電し自発光する浮きのお話しです。
これが試作品です。
この装置の中には筒があり、その中で磁石がバネに支えられて上下に動く仕組みになっています。筒の外側にはコイルが巻かれていて、磁石が動くと電気が生まれるしくみです。つまり、波の力を使って発電できるわけです。
ただし、この方法にはひとつ弱点があります。それは、波の周期と磁石が自然に揺れるリズム(固有振動数)がぴったり一致してしまうと、磁石の動きが止まってしまい、発電できなくなるという点です。磁石の重さを変えても、必ず「発電できない波の周期」が残ってしまうのです。
この問題を解決するために考えたのが、今回の新しい工夫です。その方法とは、重さの違う磁石を使った複数の発電ユニットを一つの浮きの中に入れることです。磁石の重さが違えば、揺れるリズムもそれぞれ異なります。そのため、どんな周期の波が来ても、どれかの発電ユニットは必ず動き続けて発電してくれるのです。
つまり、「揺れ方の違う発電装置をひとつの浮きにまとめて入れる」という仕組みが今回の発明のポイントです。これによって、従来は止まってしまっていた場面でも、安定して電気を作ることができるようになりました。


