自発光式の浮き
太陽電池を使わずに発電し自発光する浮きのお話しです。
これが試作品です。
1. 基本的な仕組み:波の揺れを電気に変える この装置の心臓部は、筒状の構造になっています。筒の中にはバネに支えられた磁石が入っており、筒の外側にはコイルが巻かれています。 波の力で装置全体が揺れると、中の磁石が上下に動き、コイルとの相互作用で電気が生まれます(電磁誘導)。つまり、波のエネルギーを直接電気エネルギーに変えることができるのです。
2. 従来の課題:「発電できない波」が存在する しかし、このシンプルな方法には一つだけ致命的な弱点がありました。 それは、「波の周期」と「磁石が揺れるリズム(固有振動数)」が完全に一致してしまうと、逆に磁石の動きが止まってしまうという現象です。
磁石が動かなければ、電気は生まれません。磁石の重さを変えて調整しても、どうしても特定の周期の波が来たときだけは発電が止まってしまう、「苦手な波」が残ってしまうのです。
3. 解決策:重さの違う磁石をチームにする この「特定の波で止まる」という問題を解決するために考案したのが、今回の新しい工夫です。 その方法は、「重さの異なる磁石を使った発電ユニットを、複数まとめて一つの浮きに入れる」というものです。
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磁石A(重い):ゆっくりしたリズムで動く
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磁石B(軽い):早いリズムで動く
このように、磁石の重さが違えば、得意とする揺れのリズムもそれぞれ異なります。
4. 結論:どんな波が来ても止まらない この「揺れ方の個性が違う装置をチームにする」という仕組みが、今回の発明の最大のポイントです。 仮に、ある波の周期で磁石Aが止まってしまっても、隣にある磁石Bは元気に動き続けます。これにより、従来は発電がストップしていた場面でも、常にどれかのユニットが働き、安定して電気を作り続けることが可能になったのです。


