【開発日誌】最終段階!音響透過損失の測定と、製品化への道のり

無響室

■ 運命の最終テスト

いよいよ、素材の性能を決める「音響透過損失」の最終測定に来ました。これがクリアできれば、製品化への道が大きく開けます。

■ 測定の仕組み

測定は本格的な設備で行います。 「音が響く部屋(反響室)」と「音が響かない部屋(無響室)」が隣り合っており、その間の壁に1メートル四方の穴が空いています。

  1. この穴に、今回開発したサンプルの板をはめ込みます。

  2. 反響室側でホワイトノイズ(「ザー」という雑音)を大音量で流します。

  3. 壁(サンプル)を突き抜けて無響室側に漏れてきた音の大きさを測ります。

この差(減衰量)を測ることで、この板がどれだけ音を止める力(音響透過損失)を持っているかが正確に分かります。

■ 今後の展望

打倒・大手メーカー 今回の測定結果をもとに板の最終形状を決定し、防音個室全体の設計に入ります。 性能が実証されれば、すぐに製品化へ動きます。目指すスペックと価格は以下の通りです。

  • 性能: マンションやアパートで、トランペットなどの金管楽器を思い切り吹いても近所迷惑にならないレベル。
  • 価格: ヤマハなどの大手メーカー製防音室の「半値程度」での販売。

私自身も早く完成させて使ってみたいです。ご期待ください。

 

石川県工業試験場