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音響透過損失30dBの防音個室を4万円以下で作ります。

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音響透過損失30dB以上の壁面パネルは青い板と赤い板を2重にします。
板の間に吸音材を挟んで中で音を吸収してしまいます。
室内側にも吸いすぎない程度に吸音材を貼ります。
単純に2種類の板を合わせた透過損失は500Hzで50dBになります。
これに吸音材を挟んであるのでさらに遮音性能が上がります。
低音の125Hzでは27dBになります。
吸音材を挟んで30dBを実現しようと思ってます。
特性が違う青と赤の板を使う事で特定の周波数を通しやすくする事を防ぎます。
あとはフレームを安価に作る事を考えれば完成です。

材料費は4万円以下を目指しています。

たぶん大丈夫でしょう。

静かなレンジフード

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騒音が約1/30になるレンジフードのアイディアが審査に合格し改善フェーズに進みました。

https://www.wemake.jp/ideas/1031

1ヶ月後には次の審査に進みます。

 

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防音個室がwemakeの審査通過

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宅急便で送れる防音個室がWEMAKEの審査を通過し改善フェーズに進みました。

https://www.wemake.jp/ideas/1032

こんな紙製の吸音パネルで音響透過損失がなんと30dbなんです。

YAMAHAさんごめんなさい。紙でやっちゃいました。

これからいろんな方が「あーだこーだ」と言って製品らしく仕上がっていくでしょう。

 

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農機具の静音化

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そうだ、農機具を静かにしよう。

ということで以前特許出願したエンジンカバー、ヘッドカバー、エンジンルームの特許をある農機具メーカーへ提案しました。

このアイディアの最大の特徴は濡れても音を吸う事です。

普通の吸音材は水に濡れると音を吸わなくなります。

これは固い物で蜂の巣状の形状を作って吸音します。

穴に水がたまらないように少し下を向けておけば吸音性能は落ちる事がありません。

ではなぜ音を吸うのか説明致します。

音は空気の粗密波です。

密度の高いところと薄いところが交互に伝わってきます。

まず、密度の高い波が穴にぶつかります。

穴の中の気圧が高くなります。

空気なので弾力があり受け止めます。

次に密度の低いところがぶつかります。

さきほど押し込められた空気が解放されます。

穴に中の空気は押されたり引かれたりしているだけです。

でも外部には音を反射しないように見えるのです。

私は、これで音を吸っていることにしています。

用途は、エンジンのヘッドカバーです。

内側はロッカーアームなどが複雑にありますが、それをよける形で蜂の巣状の穴を形成しておくとよいのです。

オイルで濡れますが、下向きの穴なので吸音には影響しません。

高温、高圧、オイルや水がある場所でも吸音できる最大のメリットはヘッドカバーだと思います。

これだとディーゼルエンジンの音もエンジン内で打ち消してしまえると思います。

次に、エンジンのカバーです。

自動車はポリイミドなどの高温に耐える樹脂のカバーを付けていますが吸音性能はありません。

単なる板です。

この裏側を蜂の巣状に成型すれば部品点数を増やさずに吸音する事ができます。

問題は、型抜きできるかどうかです。

レクサスはエンジンカバーの裏面にある発泡樹脂をエンジンのヘッドカバーに接触させて吸音しています。

これでは放熱できません。(笑)

設計やテストは十分行っているので私が心配する事ではありません。

次は、エンジンルームです。

ボンネットなどの筐体の裏面に蜂の巣状の形状を形成する事でエンジンルーム内で反響した音を吸ってしまいます。

開口部があっても内部の反響が減れば漏れてくる音も激減します。

実験すれば分かりますが、これはほんとうに驚きます。

ということで水に濡れても音を吸う方法のご紹介でした。

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紙製防音壁

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紙製防音壁の途中経過です。

残るは上の方です。

エアコンの周りをどう処理するか検討中です。

エアコンの吹き出し口を残して完全にふさがないと音が外に漏れてしまいます。

もうちょっとです。

vocidrect

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ピアノ用防音パネル

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ピアノ用防音パネルを納品してきました。

レッスン用にピアノを1台追加したのでパネルも追加です。

この先生はマンションに住んでいるので壁を越えて外へ音が漏れるのを防ぐ目的です。

また、レッスン室に音が響きすぎるのを防ぐ目的もあります。

生徒用と先生用の2台のピアノを使います。

パネルの性能は透過損失35dbとYAMAHAの防音個室と同じ性能です。

吸音率は0.5(500Hz)です。ただし、高い音になると吸音率は少し下がります。

普通の吸音材を使った防音パネルだと高い音ほど吸ってしまうのですがこのパネルは吸音材を使わない方式なので音域に関係なく特性を作る事ができます。

楽器店で販売している防音パネルはベニヤ板にスポンジを貼り付けた簡単な構造で透過損失は20dbほどです。

15dbの差は音の大きさでいうと3dbで2倍なので

15/3=5

2×2×2×2×2=32

20dbの製品と比べると約1/32に音が小さくなるという事です。

35dbの性能は約1/2千に音が小さくなるということです。

これがなんと*万円です。

vocidrect

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